部屋の隅っこ独り言

タイトル通り。独り言みたいなのをつらつらと。

ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ

はい、見てきました、クローズ。

なんで群馬でやってないの…???栃木ではやってたぞ!おい!

 

とりあえずクローズの感想なのでネタバレ満載です。当たり前。

でもこまごまと物語のあれこれは書きません。

 

 

新世界創造後の物語で、万丈と戦兎以外は前までの記憶はない状態からスタート。

ビルドの物語のアフレコ??……収録???も終了したみたいですね。映画なので当たり前だけど一時停止できないので定かではないが、しっかりあらすじの文面とサブタイが一緒なのはよきよきって感じ。

新世界でのビルドと万丈は戸籍ないようなもんだし、フリマとかで生計を立てている……のか?まあ、ちゃんとした職には就きにくいよね。

壁にツナギーズのポスターとか、黒髪万丈のポスターとか貼ってあって「ホントに新世界なんだな」と。

俺の方が強い!とか茶髪の筋肉バカが書いてたけど基礎スペックは一緒だろ…?ハザードレベルは茶髪の方が上だけど。そもそもハザードレベルはここではあまり意味をなさないけど。

 

戦兎が開発した「蜘蛛型ペットロボ」これどう考えてもキルバスのアイテムになる奴やんな??あいつ蜘蛛やし……って一目見てから思ってました。

「この世界に”仮面ライダー”は必要ない」と戦兎が強く制していたのは、以前までの経験からしたらそうだよな……と。

 

と思ってたら、出稼ぎに向かった万丈を見送る戦兎の背後の白いパンドラパネルからうじゅうじゅとしたものが。エボルトの兄貴でした。どうやって出てきたとかはあまり考えてはいけない。

とりあえず戦兎に擬態したキルバスの動きが『めちゃくちゃ気持ち悪い』 ”理解できないもの”的な不気味さとか気持ち悪さにあふれてて、エボルトと全然違うな……と。

柿崎こと進藤学態キルバスも進藤さんの動きとかが相まってま~~~~~~~~~~~気持ち悪い。いい意味でね。進藤学さん、違う現場の舞台?コント?で一回見たことあるんですけど、普通にスタイルとかいいしいい声してるから存在感が凄いんですよね。そんな人が”得体の知れないなにか”を演じるのって本当に言うところの”ベストマッチ”だな。「ばぁ~~~んじょぉ~~~~りゅぅ~~~~がぁ~~~~!!!!」がね、いい。すごいクセ。

キルバス、動きはきもいし、全身真っ赤だから嫌でも目を引くし、異質感すごいですよね。完全ではないけどエボルト倒すくらいだしばか強いし。

破壊衝動に憑りつかれたやべーやつってエボルト弟者は言ってたけど、君も破壊衝動に憑りつかれてるわけではないが十分やべーよ。

 

あんだけ頑張って倒したエボルトの復活理由も、美空とかカシラの記憶の戻った理由や条件がある程度納得のいくものだった。エボルトやキルバスのいたブラッド一族の核だったパンドラボックスだから、エボルトの遺伝子を持った万丈と白いパンドラパネルを起点としてパンドラボックスを再生するって理解できる。

エネルギーが足りないから(?)スカイウォールがまたできなかったのは不幸中の幸いでしたね。

パンドラボックスの再生によって、”ネビュラガス”の実験体になった人間だけが記憶を取り戻すって皮肉なもんだな…とも思ったけど。それのせいで、と、それのおかげでカシラとか由衣の記憶が戻ったわけだけども…。

由衣さんの存在によって、戦時中ファウストが何をしていたのかとかが分かったわけですが、まあ、人体実験とかしてたやつらがあんな生易しい実験だけじゃすまないよな…って。「悪の秘密結社・ファウスト」の名前は伊達じゃない。ロストボトルってそういえば最初から何本かあったけどそうやって出来上がったんだな…、とか「戦争中」らしいというか。科学の発展と戦争と、とテーマに盛り込んでいたビルドゆえのモノだなと思いました。

テレビでは描けなかった側面をしっかり描いていて、そういう面でもいい作品でしたね。

 

平ジェネFINALで万丈の抱いた「戦う理由」がテレビ放送でだんだんと変化していっていたけど、その最初の「自分の信じるものの為、自分を信じてくれるものの為にに戦う」という理由を別側面から「それだけしか目に入らず、他の一般市民の助けを聞けるだけの余裕がなかった」ともとらえるって結構すごいことだと思うんですよね。

「他人のため、世界のため、平和のため、身を投げ打ってでも救う」なんて普通はできないし、出来る奴なんていないと思うんですよ。それでも、必死に命を懸けて世界を人を救うから”ヒーロー”なんだとも。だからそれをビルドの話の中で見つけていった万丈がヒーローだなって感じるので。

「世界を救った物語」の後に、「救えなかった人に関する物語」をするのなかなかにエグイ。

最終的に自分を信じてくれた人の為に戦った万丈が、仮面ライダーが助けてくれるなんてもう信じないと思っている人の為に戦うって…ねぇ?

しかも横にエボルトだよ。自分の親も恋人もすべて奪っていった相手と一緒に戦う。熱い展開ですよ。

 

めっちゃ強いキルバスと、エボルコブラとクローズの共闘もなんだかんだ息が合ってさすが同じ遺伝子持ちって感じで、でも負けちゃう。キルバス強いよ、伊達に惑星を何個か潰してない。

マッスルギャラクシーボトル持ってきた由衣さんをあほほど万丈とか煽りながら胸倉掴んで宙吊りにしてるの見て、「あ~~煽る煽るw 絶対発破かけてる」って思ってた。先のシーンの万丈煽りでハザードレベルあげたのがあったので余計に露骨だったし。

そして満を持しての、仮面ライダークローズエボル。カラーリング、腰からのマント的なモノ、いろいろかっこいい要素が詰まってて内心「うわぁ~~~!!!!かっけぇ~~~!!!!」って僕の中の男の子がテンション爆上がり。

万丈の「誰かのために- 俺のヒーローが教えてくれたんだ! 愛と平和を胸に戦う俺は…負ける気がしねえ!!」がね。いいよね。万丈も戦兎もお互いがその場にいない時とか聞いてないときに限ってお互いの事を「俺のヒーロー」とか「あいつが今の俺を創った」って言うのがね、またいいんですよ。面と向かっては言わないけど、心の中では通じ合ったり信頼したりして、この二人なりの繋がりがいいなぁってなるんですよ。

必殺技3連発も相まってめーーーーーっちゃ盛り上がる。

 

結局、エボルトは完全体になって違う惑星行脚に行っちゃったけど、あいつ帰ってくんのかな…。くんなよ…。頼むから心変わりとかもすんなよ…。

 

 

戦兎は「仮面ライダーは必要ない」とは言っていたけど、それは武力として・純粋な力としての仮面ライダーであって、「必要な仮面ライダー」は人のココロの支えや誰かの希望なんじゃないかな?って思いました。

 

この映像作品はクローズがメインのアレで、万丈とエボルトの物語だったけど、しっかり仮面ライダーの物語だったなって感想。

話のここが~とかこのセリフが本編でのあれと~とかはあんまり語れないけど、純粋に「面白くてビルドらしくてよかったな」って感じです。

純粋に映像作品単体としてもめっちゃ面白かったです。

 

 

 

 

刑務所の前でキルバスが万丈に宣戦布告した時、多分新世界の黒髪万丈も見てただろうし「万丈龍我……?俺じゃん!!!!」とかなってそうだなって思ってました。

黒髪万丈いい迷惑状態だよねっていう。めっちゃかわいそう。

 

 

 

そろそろ平ジェネFOREVERの感想書きたい…。書きます。